2016年11月02日

シアターD

考えてみれば、前のコンビも、ピンになった時も、今のコンビでも、初舞台はシアターDでした。


単独ライブもバカみたいにやらせてもらいました。


僕にとって心臓をバクバクさせた回数が一番多い劇場。


もうすぐ閉館します。


今週土曜日、シアターDでの最後の事務所ライブは、

相方の都合により久しぶりにピンでネタやらせてもらいます。


噛み締めながらバクバクさせたいと思います。



11/5(土)『トゥインクルライブ』

開場18:30 開演19:00

渋谷シアターD

前売 1,300円

出演 ゴールドラッシュ、おくまん、Yes-man、藤子、シロたろし、石川カズキ、月見峠、ブーメラン学園、ホシカワ

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2015年12月31日

2015年おしまい

皆さま今年も一年ありがとうございました。

2015年、新しくコンビを組みました。

36歳での新スタート。

でもこれ、人生いつまでも青春!
みたいなことじゃなくて、
人生で一番本気にならなきゃいけない時だと思います。

結果を出して初めて本当の青春って言えるはず。

とにかくやるぞ2016年!

えいえいおー。
posted by ホシカワ at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月01日

ご報告

8A97522D-1522-42EE-9DDD-A32387250724.jpgいつも応援して下さってる皆さまありがとうございます。

本日より私ホシカワは、グレープカンパニー所属のトミドコロさんと、コンビとして活動を行なっていくことになりました。

コンビ名は、『カラフルトランプ』です。

今後はお互いの事務所の主催ライブにも出演していくつもりです。

コンビになってもこれまで通り、
面白いこと目指して、ひとつひとつを一生懸命やっていきたいと思います。

これからもどうぞよろしくお願いします!

早速ですが、今週土曜日に開催される、
トゥインクル主催ライブにコンビとして出演いたします!

10/3(土) 
『TWINKLE DAY LIVE』
開場14:30 開演15:00
場所/渋谷シアターD
料金/1,000円
【出演】
カラフルトランプ、街裏ぴんく、石川カズキ、はしこばし、ケイシハマー、江戸っ子ピエロ、百楽門、月見峠

ぜひお越し下さい!お待ちしております!
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2015年07月14日

【7月後半ライブ予定】

ライブがいくつか決まりましたのでお知らせです!

7/19(日)『超新人芸人ネタバトルライブ』
19:00〜 @中野 studio twl

7/25(土)『TBSラジオ サタデーナイトラフ オンエア争奪LIVE 昼の部』
12:00〜 @赤坂TBS

7/26(日)『オーロライブvol.16特別編』
19:00〜 @新宿バッシュ
出演:Yes-man、真空ジェシカ、大葉カヤロウ、スーパーニュウニュウ、3out、猫柳ロミオ、浜中雄平商店、ピュアボーイ、ホシカワ、ほせいとよだ、めいどのみやげ、や団

よろしくお願いします!
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2015年07月08日

カラフルトランプ conte live vol.2

ホシカワとトミドコロによるコントユニット、
『カラフルトランプ』の第2回単独ライブが終わりました。

ご来場下さった皆さま、
力を貸して下さったスタッフの皆さま、
本当にありがとうございました!

エンディングトークでもお話ししましたが、
年内に3回目をやるつもりです。

もっと面白くなるよう2人で頑張りますんで、
もっともっとたくさんの人に観てもらいたいです。

カラフルトランプ、これからもお願いします!

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トミドコロさんお疲れさま!
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2015年06月22日

YATSUI FES.2015

今年も出演させて頂きました。

とにかくとんでもないイベントで、
もう本当に色々凄かったんですけど、
自分にとっては、
2日間とも一番大きなステージに入れてもらい、
打ち上げでやついさんから、
「大丈夫だった?」と言ってもらったことが、
なんていうか全てでした。

ネタ観てくださった皆様ありがとうございました!

やついさんありがとうございました!

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posted by ホシカワ at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月19日

カラフルトランプ

コントユニットの名前です。

このたび、グレープカンパニー所属のピン芸人、
トミドコロさんとコントユニットを作りました。

『カラフルトランプ』

なんかキラキラしたした名前です。

今にも青春し始めそうな名前です。

名前負けしないぞ!

ということで、2人でコントライブやります。

本当にたくさんの人に観に来て頂きたいです。

よろしくお願いします!


カラフルトランプ conte live vol.1 】
3月22日(日)
渋谷シアターD
開場18:30  開演19:00
前売2000円  当日2200円

★ご予約方法
@Twitter公式アカウント:@colorfultrumpへ
名前・予約枚数をリプライする。

A下記イベントページへアクセスして、必要事項を入力する。
posted by ホシカワ at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月15日

1月後半のライブ予定

■1月17日(土) 『R-1ぐらんぷり -2回戦-』
TOKYO  FMホール
10:30開場 11:00開演
チケット2000円
Aブロックに出場します。

■1月23日(金) 『普通のワカテライヴ!21』
ミニホール新宿Fu-
18:00開場  18:30開演
前売1000円 当日1200円
contact@oga-labo.com まで、タイトルにライブ名、本文にお名前‧人数をメールしてください。

■1月25日(日)『超新人芸人ネタバトルライブ』
中野twl
開演19:00
前売800円 当日1000円

■1月26日(月)『第219回東京笑い者』
ミニホール新宿Fu-
開場18時15分 開演18時30分
前売1000円 当日1200円
info@ph-aun.comで予約受付中

■1月31日(土) 『東京ネーミング協会 〜第十回不定例会議〜』
阿佐ヶ谷ロフトA
開場24:00 開演24:30
予約1500円 当日1800円(共に飲食代別)
【出演】諸岡立身、川尻恵太、砂川禎一郎、ピョコタン、ホシカワ
※ご予約受付中!
posted by ホシカワ at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月31日

2014年おしまい

相変わらず、あっという間に一年が終わろうとしてます。

今年はいくつか新しいことがありました。

立川志ら乃師匠に落語を教えて頂いて、
初めての高座を経験しました。

落語を勉強することはとてもタメになったし、
なによりもめちゃくちゃ面白かったです。

自分トイレットというトークライブも始めたのも今年でした。

年末のトゥインクル1グランプリでは、
ピンになって初めての結果らしい結果を出すことが出来ました。

関わってくれた皆様に感謝です。
ありがとうございました。

来年もよろしくお願いします!

2014年はこれでおしまい。
posted by ホシカワ at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月25日

大会終了

トゥインクル1グランプリ2014終わりました。

おかげさまで優勝することが出来ました!

もうとにかく嬉しかったです!


この大会は、事務所の偉大な先輩が、
『戦う』ってことを僕らが真剣に考える機会を作ってくれているんだと、
僕は勝手にそう思ってます。

だから本当に大事なのはこれから!

色んな戦いに勝てるように、
また1年頑張ります。

観に来てくれた皆さん、
スタッフの皆さん、
お手伝いしてくれた皆さん、
特別審査員を努めて下さった仁さん、
大会を開いて下さったエレキコミックさん、

去年のネット投票で協力してくれた皆さん、

本当にありがとうございました!

やったー。
posted by ホシカワ at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月10日

トゥインクル1グランプリ

今年もエレキコミック先輩が、
事務所の若手No.1を決める大会を開いてくれることになりました。

トゥインクル1グランプリ2014。

僕は去年、予選のネット投票で敗れてしまったので、
今年はとにかく舞台でネタ出来ることが嬉しいです。

はっきり言ってかなり気合いが入ってますが、
当然、皆もかなり気合いが入ってると思います。

全員の気合いがぶつかり合うのが大会ですからね。

なんか当たり前のことしか言ってないですね。
失礼しました。

でも、当たり前のことしか言えなくなるのが大会なんです。

僕らの大会をぜひ観に来てください!


【トゥインクル1グランプリ2014】
12/23(火・祝) 14時開演
MC:エレキコミック
前売:2500円
明治安田生命ホール
このブログへのコメントや、Twitterアカウント(@hoshikawa0325)へのリプライで
ご予約承ります!
posted by ホシカワ at 13:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月03日

12月ライブ予定

全てTwitter(@hoshikawa0325)のリプライでご予約承ります。
よろしくお願いします!

【トゥインクルライブ】
12/6(土)
開場18:30 開演19:00
渋谷シアターD
出演:ゴールドラッシュ、カオポイント、モンブランズ、ホシカワ、起(笑)転結、エキストラ、ストレンジサニィシアター、石川カズキ http://t.co/DMlOp97q79

【談慶・志ら乃 コラボ道】
12/9(火)
開場18:30 開演19:00
お江戸日本橋亭
出演:立川談慶 立川志ら乃
ゲスト:小出真保 エバラ健太 ホシカワ
前売り2000円 当日2300円
今年やってきたコラボについての総括&実践

【ぼーなすわくわくトークライブvol.16】
12/18(木)
開演18:45 開場19:00
新宿fu+803
前売800円 当日1000円
出演:ぼーなすとらっく、牛女佐野、フカミドリ、鈴木公美子
ゲスト:ヨージ、ホシカワ、ビスケット

【偏見トークライブ•自分トイレットvol.5】
12/20(土)
開場19:15 開演19:30
スタジオナカノバ
料金1000円
出演:越田裕、ホシカワ

【トゥインクル1グランプリ2014】
12/23(火・祝)
開演14:00
明治安田生命ホール
前売2500円
MC:エレキコミック
出演:トゥインクル芸人

【第3回おくまんと30分】
12/26(金)
開場23:59 開演24:30
中野Vスタジオ
前売1500円 当日2000円
ゲスト:塙宣之(ナイツ)・ホシカワ・相澤一貴・藤子・山本偉地位

【超新人芸人ネタバトルライブ】
12/28(日)
開場18:30 開演19:00
前売800円 当日1000円
中野studio twl
posted by ホシカワ at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月23日

お礼

トゥインクル1グランプリが、
終わりました。

僕は最終的に、
641票獲得で、14組中10位でした。

昨日、エレキコミックJAPAN TOUR
番外編で行なわれた
決勝の舞台には上がることが出来ず、
死ぬほど悔しい気持ちで、袖から戦いを眺めてました。

この一ヶ月間、
死ぬほど悔しいことの連続でした。

でも、それと同じぐらい、
嬉しいこともたくさんありました。

お客さん、友達、芸人仲間、
本当に色んな人が応援してくれて、
あまり、応援され慣れてないもんで、
正直今ちょっと怖いぐらいです。

とにかくとにかく、感謝です。


このブログで、ネタの台本を読んでくれた方にも、
感謝します。

このやり方で結果的には勝てなかったですけど、
負け惜しみですけど、
641票も集まったんで、やって良かったと信じてます。

というか、せっかく見つけた自分なりのやり方なんで、
またちょくちょく載せようと思います。

読んで、ちょっとでも気になってくれた方は、
ぜひライブに遊びに来て下さい。

ここから、また頑張りますので、
よろしくお願いします!

最後に、こんな最高の機会を与えてくれた、
エレキコミックさん、
どうもありがとうございました!
posted by ホシカワ at 23:30| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月18日

ひとりコント【受賞者】

総集編ライブの1本目にやったネタです。

小道具で、オスカー像みたいのを持ってるんですが、
作ってくれたのは、モンブランズ相澤さんです。

それでは、どうぞ!!

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『受賞者』

■ 日本アカデミー賞の授賞式
■ 男がオスカー像のような物を持って立っている

(拍手と歓声)

……あ、どうも…
えっとぉ…ありがとうございます…

(司会者に何か言われる)

……今の気持ちは、はっきり言って、恐れ多いというか…
こんな名誉ある、日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を、
僕みたいな者が……
僕みたいな、ただのエキストラが戴いてしまって、
本当にいいのだろうか?
という気持ちですね…。

マラソンのシーンで、沿道で旗振ってただけんですけどねぇ…

助演の定義って意外と幅広いんだなあっていう。

(司会者に何か言われる)

…どこが評価されたと思うか? 

僕が聞きたいです。

だって、本当に一瞬しか映ってないんですよ?

今、ノミネートされた方全員の紹介VTRが流れてたじゃないですか?

他の方は、1ショットのシーンに、
下にバン!と名前のテロップ、出てましたけど、
僕のは、画面の後ろの方に小さく○に矢印が出て、
“←ココ"ってテロップだったじゃないですか?

あれ、ほぼ幽霊ですもんねえ。
幽霊が映り込んだ時のやり方ですもんねえ。

だから、あれでどこがどう評価されて…

(司会者に何か言われる)

…主役を食うほどのオーラって言われてるんですか?
全然ピンとこないですねえ…。

(司会者に何か言われる)

…この役を演じることになったキッカケですか?

キッカケっていうか…
まあ、小山内君っていう友達に誘われて、
バイトルドットコムに登録したのがキッカケですかねえ。

小山内君も、このエキストラに応募したんですけど、
ちょっと遅かったみたいで、もう定員オーバーしてて、落ちちゃって。
で、僕だけ。

(司会者に何か言われる)

…いやいや、これは、よくあるそういう、
誘われた方がデビューみたいな話とは、
だいぶ次元が違うと思いますけど!?

(司会者に何か言われる)

…役作りで苦労した点?

(旗を振る仕草をする)
逆にあると思います!?
次の日、若干筋肉痛にはなりましたけどね。

あ、一番苦労した点としては、今日ですね。

今日元々バイトのシフト入ってたんで、
休み取るのに苦労しました。

店長に、日本アカデミー賞にノミネートされたので休ませて下さい
って言ったんですけど、
冗談だと思われたのか、
”お前は、先に、遅番にノミネートされてた訳だから”
って言われて。
苦労しましたねえ。

(司会者に何か言われる)

…この喜びを誰に伝えたいか?

じゃあ、言わせてもらいますと、
この喜びっていうか、この気まずさを、
選考委員の方に伝えたいです!

あの…これ、作品ごとにテーブルに座らされるじゃないですか!?

僕のテーブル、
山田洋二監督、役所広司さん、妻夫木聡さん、小雪さん、僕っていう。

これ、あり得ない並びだと思うんですよ!?

皆さんからの、”誰だコイツ!?”っていう視線が気まずかったですねえ。

しかも、この映画の本当の助演男優というべき、
渡辺いっけいさんが左隣に座ってたんですけど、
ずっと足踏まれてて。
あー、ムカついてるんだろうなあと思って。

(司会者に何か言われる)

いや、たまたまではないと思いますよ? 
いや、黒木さん本当に!
だって、ずっとですもん!
途中から、いっけいさん、今日ノミネートされてないのに、何で来てんだよ!?
って思って、
ムカついてきちゃって。

やっぱり、今日辞退すればよかったんですよねえ。
まさか本当に受賞しちゃうとは思わなかったから…。

しかもこれって、今年受賞した人が、
来年の授賞式でプレゼンターになるんですよね!?
それも気まずいなあ。

だって、僕から…小日向文世さんみたいな流れってもうナイじゃないですか。

(司会者に何か言われる)

あ、はい…
あの、本当に、
僕みたいな、日給5000円でバイトしただけの男が、
こんな賞を戴いてしまって、本当に申し訳ありませんでした。
テーブルに戻るのは怖いので、このまま帰りたいと思います。
本当に失礼しました。

(お辞儀をする)

※ 照明、一度暗くなって、また明るくなる

(拍手と歓声)

(男、封筒を持って立っている)

えー、本年度の、日本アカデミー賞助演男優賞は…(封筒を開く)

え、これいいんですか!?
……小山内君でいいんですか!?

(会場を見る)

ほら!
いっけいさん、顔真っ赤にして怒ってる!!

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posted by ホシカワ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月17日

ひとりコント【Father】

トゥインクル1グランプリも、
残すところ、あと1日。

正直、今の順位はだいぶピンチです。

このやり方が正しいのか、
やっぱり分かりませんけど、
このブログで台本を読んで、
面白いと思ってくれる方が1人でもいる限り、
僕はやります。

これも、総集編ライブでやったネタです。

気になってくれた方は、
下のリンクから、ホシカワに投票をお願いします!

【トゥインクル1GP】
右矢印1http://t.co/PgPS03miky

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『Father』

■ ある家の中
■ 一家の主らしき男が入ってくる

(外から息子が帰って来たところ)

……お帰り

こんな時間までどこほっつき歩いてたんだ?
ちょっと待ちなさい雄太!

お前もう高校3年生だろ? 
そろそろ真剣に将来のこととか、
いいや、うるさくない!

いいか?
父さんな、この3年間ずっと我慢してきた。

でも、もう限界だ。
お前知ってるか? 
母さんがな…母さんが、毎晩泣いてるんだぞ!

……おい、お前今何て言った? 

親をバカにするのもいい加減にしなさい!!

(息子を殴る)

お前は一体いつからそんなヒトデナシになったんだ!!

(ドッキリ成功の音が流れる)

………なんの音だ?

(母が入ってくる)

おお、母さん。起きてたのか?

(娘が入ってくる)

あれ、萌ちゃんもまだ起き…

そのプラカードみたいの何?
  
え?
…”ドッキリ”って書いてあるけど?

おい、なんだこれ?
母さん、なんだこれ!?

(母に何か言われる)

…“実はグレてませんでした”って、どういうことだ?

…うん…うん…それはつまり、
普段温厚な父さんでも、
息子がグレたら手をあげるか検証する為に、
雄太は3年間グレてるフリをしてたってことか!?

(息子に何か言われる)

いや、“ビックリした” とかいう次元じゃないよ。

父さん、3年間も皆に騙されてたってことだよな!?

驚きよりも恐怖だよ!!

3年も皆で父さんのことを!?

(娘に何か言われる)

“パパがさっさと殴れば良かったんだよ"
ってどういうことかな?

それ、すごく危険な考え方だと思うよ?

(母に対して)
というか、ちょっと待てよ。
だって母さん、毎晩泣いてたじゃないかよ!
あの涙は!?

…芝居か?

…おかげで5秒で泣けるようになったか?

だからなんだ?としか言えないよ!

ほら、半年ぐらい前、雄太が警察に補導されて、
迎えに行ったこともあったよな!?

…あれも芝居か!?

え、じゃあ、あの警察もグルか!?

おい…父さん、人生で、
”警察もグルか?” なんて言葉を言う日が
来ると思わなかったよ!

よく警察は協力してくれたなあ!?

(娘に何か言われる)

ちょっと萌ちゃん…
”ギャラだよギャラ”なんて言葉使っちゃ駄目。
小3の女の子だよ? 
ううん、関係なくない。

(母に対し)
おい、母さん、ギャラ払ってたのか!? 
そんなお金かけてまでやるようことじゃないだろ〜 

(娘に何か言われる)

だから、
“所詮人は金で動くでしょ” とか絶対言っちゃ駄目!
…ううん、うざくない!

(母に対し)
ねえ、萌ちゃんもちょっとグレてる感じなんだけど、これも芝居? 
…あ、これは本当?

(娘に何か言われる)
…うん、気付かなかったねえ。
パパ、ニセモノのグレに気を取られてたから。
ホンモノのグレに気付かなかったよ(笑)
…ううん、キモくない!

(母が何かを持ってくる)

母さん、なんだそのモニター?

(モニターを見る)
ウチの実家じゃないかよ?
…親父…お袋…
親族勢ぞろいして何やってるんだよ!?

(母に何か言われる)

ネットで生配信!? 親戚中に!? 3年間ずっと!? 
いよいよ怖い!!

(母に対し)
母さん、これあれか? 
テレビ番組の企画か何かに協力してるのか? 
じゃなくて、個人的にか!?

……クルクルパーか? 
どれだけお金かけてるんだよ。
父さんが稼いだお金で、父さんを陥れてるんじゃないよ!!

(ドッキリ成功の音が流れる)

……今度はなんだ!?

(母に何か言われる)
…ちょっと待て、それは違くないか?
“実は消費者金融から借金してたんです”ってのは、
それ、ドッキリか?

(ドッキリ成功の音が流れる)

なんだ!? 
なんだこのドッキリバブルは!?

(母に何か言われる)
…おい、それ、萌ちゃんのことを言ってるのか!?

”実はあなたの娘じゃなかったんです”って、
それ、萌ちゃんのことを言ってるのか!?

それも違う!
後ろめたい秘密を、ドッキリにして誤魔化すな!

(息子に何か言われる)
…なんだ!? 
0時過ぎてるから、なんだ!?

(ハッピーバースデーの曲が流れる)

……ああ、確かに父さん今日誕生日だな…

(妻が何かを持って入ってくる)

おい、ケーキ出てきたよ…
おめでとうって言ってるよ…

よく、これを並列に扱えるなあ!?

(皆が近寄ってくる)
おい、近寄ってきたよ…
怖いよ…怖い人達が肩組んできたよ…
せーの、って言ってるよ!

大・成・功?

…………かぁ!?

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2013年12月16日

ひとりコント【彼女と死神の一日】

総集編ライブのラストでやったネタです。

たぶん、自分のネタの中でも1番長尺だと思います。

やってて気持ちが乗っかるので、
1人2役なのに、後半、裕子さんのことを本当に好きになります。

ちょっとでも胸キュンして頂けた方は、
下のリンクから、ホシカワに投票お願いします!

トゥインクル1GP
http://t.co/PgPS03miky

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『彼女と死神の1日』

■ 中央にイスが一つ置いてある
■ 白い服を着て立っている


M 「皆さんは、”しゃっくりが100回出ると、"死ぬ” という、
  迷信を聞いたことがあるでしょうか?
  実はこれ、迷信じゃないんです。
  嘘だと思うかもしれませんが、本当です。
  但し、正確には、”24時間以内に、しゃっくりが100回出ると死ぬ”。
  これは、ある女性と、ある死神のお話」


裕子 「(電話している)
    何そいつ〜超腹立つじゃ〜ん。そういう奴はさぁ、
   (しゃっくりをする)
    あ、ごめんごめん。うん、なんか昨日の夜から、しゃっくり止まらなくてさ〜。
    あ、本当に? 分かった〜。じゃあまたね〜」

死神 「どうもこんにちは」
   
裕子 「ワッ! は!? え? 誰あんた!?」

死神 「えー黒田裕子さん。31歳。乙女座。B型。独身。
ご本人様で間違いは、」

裕子 「おいおいおい! なに話進めてんのよ? 
こっちの質問に答えなさいよ」

死神 「あ、失礼しました。何でしたっけ?」

裕子 「だから、誰あんた!? 
キモイんだけど」

死神 「私は、死神です」

裕子 「死神!? え、どうやって入ってきたの!?
    キモイんだけど」

死神 「死神なので、フワっと入らせて頂きました」

裕子 「フワっと!? 何しに来たの!?
    キモイんだけど」

死神 「あの、いちいちキモイんだけどって言うのやめて頂けませんか?
    死神とはいえ、傷付く心は持ってますので」

裕子 「あ、そう。じゃ、やめる。キモイけどやめる。で!?」

死神 「はい。裕子さん、あなた、今のしゃっくりが99回目なんです。
    なので、あの世からお迎えに上がらせて頂きました」

裕子 「ん? それってひょっとして、しゃっくり100回出ると死ぬとかいうあれ?」

死神 「あ、そうです」

裕子 「だったら、まずその事から説明しろや!
    私、たまたま100回の迷信知ってたけど、知らない人だったら、
    いきなり、“99回目なんです”って言われてもポカンじゃん。
    バカか!」

死神 「…あの、しゃっくりって100回出ると死んでしまうんですね」

裕子 「だからぁ! 私はもう知ってるから言わなくていいんだよ!
    二度手間か! バカか!」

死神 「…え、なんですか?」

裕子 「なんですか?って、こっちのセリフなんだけど!
    勝手に他人ん家入って来て。アンタ、何なんですか!?」

死神 「…(舌打ちをする)」

裕子 「今、舌打ちしたでしょ?」

死神 「いや、してないです」

裕子 「したでしょ!?」

死神 「いや、してない、ウッ(喉を抑える)」

裕子 「(死神の喉を掴んでいる)
    したよね!?」

死神 「(タップする)しました、しました!
    (離してもらう)……とにかくですね!
    あなたは、昨日の午後10時に、1回目のしゃっくりをしました。
    24時間以内に100回出ると死んでしまうので…(壁の時計を見る)
    今、午後2時。あと8時間ですね」

裕子 「え、アンタあと8時間ずっといんの!? ふざけんなよ!!
せっかくの休みなのに、何で訳分かんない妖怪と過ごさなきゃいけないんだよ!」

死神 「いや、しゃっくりがあと1回出るまでですから。
    あと、僕、妖怪じゃなくて、死神ですから!」

裕子 「あ、そういうのマジどっちでもいい。
    えー、今日、色々予定とかあんだけど?」

死神 「それはご自由にどうぞ。
    僕、どこにでも付いて行きますけど、
    あなた以外の人間に、僕の姿は見えないのでご安心下さい」

M 「午後3時」

裕子  お菓子を食べている。
   「ねえ、死神ってさ、ガイコツみたいなのが、
    鎌とか持ってるイメージだったんだけど、アンタ全然違うね?」

死神 部屋の掃除をしている。
   「ああ、この世に来る時は、人間の体を借りるのが決まりなんです」

裕子 「ふうん。ねえ、アンタ、歳いくつ?」

死神 「僕自身は、死神だから年齢はありませんが、
    今宿ってるこの男性は、23歳です」

裕子 「ハー 若いねえ。
    じゃあまだ性欲有り余ってる時だ?
    あっちのほうもギンギンでしょ!?」

死神 「……は?」

裕子 「ねえ、どうせしゃっくり出るまでヒマならさ、アタシと一発ぐらいヤっとくー?」

死神 「………ええ?」

裕子 「ハッ 引いちゃってんの〜。カワイイね〜僕ちゃん」

死神 「……あの、しゃっくりまだですか!?」

裕子 「は、なにそれ? ヒドクない?
    アタシに早く死んで欲しいって思ってるんだ?
    さすがデビルは怖いこと言うわ〜」

死神 「…違うんですよ!
    僕も本当は今日休みだったんですよ。
    だけど、急に、しゃっくりリーチの人が出たって、呼び出されて。
    正直、拘束時間が、1時間だろうが、8時間だろうが、休日手当ては一律8000円なんです!
    あと僕、デビ」

裕子 「ルじゃなくて、死神ね。はいはい。
    で、掃除終わったのかよ!?」

死神 「ああ、はい」

裕子 「はい、じゃあ出かける準備して!」

M 「午後4時」

裕子 スーパーで食料品を物色している。
   「あ、ちょっと待って。こっちのほうが安いわ」

死神 隣で買い物カートを押している。
   「……あのぉ、これ今、この買い物カートが勝手に動いてる状態だってこと分かってます?」

裕子 「うん、分かってるよー」

死神 「え、周りの目とか気にならないんですか!?
    あのお婆ちゃん、こっち見て、もう10分以上固まってますよ?」

裕子 「全然気にならない。
    あ、アタシさ、外のATMでお金下ろしたいから先出てるわ。
    これ、お会計してきて」

死神 「無理ですよ!
    レジの人、失神しちゃいますよ!? ウッ(喉を押さえる)」

裕子 「(死神の喉を掴んでいる)し、て、き、て」

死神 「(タップする)し…してきます、してきます!」

M 「午後5時」

裕子 テレビを観ている。
   「ンッフフフ。アッハハハハハ! ウケる!」

死神 キッチンで料理を作っている。
   「あの、多分、今チャンネル変えたら、ニュースで僕のことやってますよ」

裕子 「えー? なんか言ったー?」

死神 「いえ…。
    あの、さっきから気になってたんですけど、怖くないんですか?」

裕子 「なにが?」

死神 「だって、あなたもうすぐ死ぬかもしれないんですよ?
    それも結構な高確率で」

裕子 「ああ…はっきり言って、ぜんっぜん怖いよ?」

死神 「え、そうなんですか? その感じ、全く伝わってきませんけど?」

裕子 「だってさ、どうしたって死ぬ時は死ぬんでしょ?
    だったら、ビクビクして過ごすより、楽しく過ごしてたほうが得じゃない?」

死神 「……なるほど。あ、ご飯出来ました」

M 「午後6時」

死神 お茶を注いでいる。
   「あと、もう1つ気になってたんですけど…今日、本当は予定ないですよね?」

裕子 「うわ、マジかこいつ! デリカシーないわ〜!
    はいはい、どうせアタシは、休日にデートの予定もない、
    寂しいアラサー女ですよーだ!
   (ほっぺを膨らませる)」

死神 「いえ…(照) あ、次、なにしましょう?」
      
M 「午後7時」
   
裕子 浴槽を見ている。
  「お風呂を隅々まで綺麗にしてって言ったよね?
   (浴槽を指でなぞる)
   水アカ。はい、やり直〜し!」

死神 「はい!!」

M 「午後8時」

裕子 お風呂に入っている。
   「ねえ! 死骸ー! 聞こえるー!?」

死神 「はい、死骸、聞こえます!!」

裕子 「シャンプーの換え持って来てくれなーい!?」

死神 「シャン……はい!!」
    風呂のドアを薄く開けて、手だけ出して、シャンプーを渡そうとする。
   「はい!これ、届いてます!?
    あれ? はい、これ、届いてます!?
    あれ? はい、これ、届いてます!?」

裕子 ドアを全部開ける。
   「なにしてんの?」

死神 「(慌てて顔を手で隠す)あっ!わっ!いや、見てないです!
    全然見てないです! こんな見てないことあるんですかね!」

裕子 「…童貞かよ」
   ドアを閉める。

死神 「…童貞っす」

M 「午後9時」

裕子 マッサージをしてもらっている。
   「あ〜そこそこそこ…あ! (口に手をやる)」

死神 「え!?」

裕子 くしゃみをする。
   「くしゃみか…」

死神 「ちょっとーー! ビックリさせないで下さいよーー!
    しゃっくりかと思ったじゃないですか〜」

裕子 「なに焦ってんの?」

死神 「いや、別に焦ってないっすよ…はい、焦ってないっす(照)」

裕子 「何で照れてるの?」

死神 「いや別に、照れてないっすけどねえ。
    …あ、キモイすか?」

裕子 「は?」

死神 「いや、あの、“キモイんだけど”ってやつ、
    最近、全然言ってくれなくなったなぁと思って」

裕子 「アンタが言うなって言ったんじゃないのよ!
    言って欲しいなら、いくらでも言ってあげるわよ。
    アンタ、マジでキモ…
    やっぱ言われて言うの、なんか悔しいから言わなーーい!
   (口にチャックをする)」

死神 「カワイイ…」

裕子 「え?何か言った!?」

M 「そして、午後9時57分」

裕子 くつろいでいる。
   「あ、あと3分じゃん。
    結局出ずに終わりそうじゃない?」

死神 「そうですね」

裕子 封筒を取り出す。
   「じゃあ、はいこれ」

死神 「え?」

裕子 「今日のバイト代。8000円。
    まあ、時給1000円はちょっと高すぎかなと思ったけど。はい」

死神 「裕子さん…ひょっとしてさっきATMでこれを…
    ありがとうございます!
    あの、僕…正直言います!
    最初、裕子さんの事、なんだこの女、最悪だなって思いました。
    口悪いし、品性下劣だし、暴力使うし。 デビルはどっちだよ?
    早く、しゃっくり出ちゃえばいいのにって思ってました」

裕子 「ちょっと、それ言い過ぎ〜」

死神 「すいません…。
    でも、今日一日、裕子さんと過ごしてみて、
    本当は、すごく純粋で、真っ直ぐな人なんじゃないかなって!」

裕子 「…よく分かってんじゃん」

死神 「だから、しゃっくり出なくて本当に良かった!
    あの、僕…裕子さんが好きです!」

裕子 「え……?」

死神 「もし良かったら、僕と付き合って下さい!」

裕子 「………変態か?」

死神 「え?」

裕子 「こんだけ自分をこき使った相手を好きになるって、
    アンタ、変態か?っつってんの!
    大体、あの世とこの世で、どうやって付き合うのよ?」

死神 「…別次元恋愛」

裕子 「何それ? 聞いたことないんだけど。
    つーかさ、だったら、むしろアタシ、しゃっくり出たほうがいいんじゃないの?
    だって、しゃっくり出なかったら、ここでお別れだけど、
    出れば、一緒にあの世へ行ける訳でしょ?」

死神 「………行けますねえ!!
    ちょっと裕子さん! 早くしゃっくりを! 時間ないです! 早く!!」

裕子 「おいおいおい! 話進めんなっての!
    いつアタシが、アンタと一緒にあの世へ行きたいって言った?
    今はただ、アンタの話の矛盾点を突いただけだろうが!」

死神 「じゃあ…僕のこと…?」

裕子 「あ、無理無理無理」

死神 「どうしてですか!?
    だって、一発やろうって言ってくれたじゃないすか〜!」

裕子 「うわ〜、ああいう発言鵜呑みにしてるとか、童貞だわ〜。
    マジ無理」

死神 「じゃあ……僕と一発ヤら」

裕子 「ヤらせない、ヤらせない。
    ヤらせるわけないでしょ」

死神 「なんだよ…クソ!
   (地団太を踏む)
    なんだよ!…ヤらせてくれると思ったのによ!
    ヤらせてくれねえのかよ!…なんなんだよ!!」

裕子 「ちょっとちょっと。
    ヤれない悔しさがダダ漏れなんだけど? 恥ずかしくないの?」

死神 「あ、すいません…」

裕子 「…まあでも、雑用係としては悪くないかな。
    だから、いつになるか分からないけど、次アタシの死期が近くなった時は、
    うん、アンタが迎えに来てよ。予約しといてあげる。」

死神 「………はい!!(笑顔)」

裕子 「声がデカイんだよ」

死神 「あ、裕子さん!
   (壁の時計を指す)
    5・4・3・2・1…10時になりました」

裕子 「…ヨッシャーー! 生き延びたーー! あっぶね〜!
    ねえねえ、今しゃっくりしたらどうなるの?」

死神 「ああ、リセットされたので、また1からです」

裕子 「ホント!? ホントね!?」
   しゃっくりを連発する。

死神 「裕子さん?」

裕子 「実は……超我慢してたの! ウケるでしょ?」

死神 「愛おしい……」

裕子 「(しゃっくりをしている)
    え、何か言った!?
    (しゃっくりが止まらない)
    …てか、このペースやばくない!?
    またすぐリーチになるんじゃないのコレ!?」

死神 「本当ですか!? じゃ、どんどん出しましょう!
   (裕子の背中を叩く)どんどん出しましょう!!」

裕子 「ちょ、触るなや! 
    マジでキモイんだけど!!」

死神 「あ、それもう一回…」

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2013年12月15日

ひとりコント【故人の宝物】

stock vol.10 からです。

これも、ライブではなかなか出来る機会がないけど、
個人的に好きなネタです。

一箇所でも面白さを感じて頂けた方は、
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『故人の宝物』

■ 葬儀場
■ 葬儀屋らしき男が立っている
(ショパンの”別れの曲”が流れている)


では、間もなく、火葬場のほうへと出発致します。
ご遺族の皆様、旅立つ故人に持たせてあげたいお品物は他にございませんでしょうか。

…ええ、奥様。
ございましたらどうぞ棺の中に、

(奥様が棺の中に入れた物を見て、表情が変わる)

奥様、ちょっとすいません!
今お入れになった物って…?

あ、故人が生前一番大切にされていた宝物ですか。

(棺の中を覗き込む)

あの失礼ですが、こちらのバットって…

そうですよねえ!?

イチロー選手のサイン入りバットですよねえ!?

(棺の中からバットを取り出す)

しかも、このバットって…

そうですよねえ!?

イチロー選手が、第2回WBCの決勝戦で優勝を決めるヒットを打った時の、バットですよねえ!?

(奥様に顔を近付ける)

……燃えますよ? 

構わない!? え、構わない!?

…いや、何と言いますか、こちら、非常に価値のある物じゃないですか?
このバット欲しいという方、多分たくさんいらっしゃるんじゃないかと、え?

…いえ、私は別に(笑)
違うんですよ、別に私、自分が欲しいからこんな事、申し上げてるわけではないですけども(笑)

あくまでも、世の中的にですね?

…そうですか、どうしてもこれを持たせてあげたいですか。
分かりました……
では、このバットを、棺の中に、納めましょう!

(バットに一瞬だけ頬ずりしてから、棺に入れる)

(参列者から声が上がる)
はい?

(参列者に向かって)
……あのー 
今、”3万円”と仰った方。

これはですね、
奥様がどうしても故人に持たせてあげたいという思いがこもったもので、
決して値段を付けるようなものでは、

(参列者から声が上がる)
ええ、今、”3万5千”と仰った方もね。
これはそういう、

(参列者から声が上がる)
ええ、”5万”ではなくですね。

(参列者から声が上がる)
いや、”6万”でもないんですよ。 

(参列者から声が上がる)
ですから、”6万5千”でもなくですね、 

(参列者から声が上がる)
”7万”でもないんですって、ちょっと待ってください皆さん!!

そういう事を仰るようでしたら、
(挙手する)私、8万! 
という事になりますけどもね!!

(参列者から声が上がる)
いやいや、”20万”はいきなり跳ねすぎじゃないですかね!?

(奥様から何か言われる)
はい、奥様?

……すいません、加わりました。

……はい、私も欲しいです。

ええ、立場上、一度は我慢しました…
でも…オークションが始まってしまったのでぇ…

ええ、そうですよ?
だからと言って、私がそれに参加してはいけないですよ!?
そんなことは私も重々承知しております! 

奥様でもぉ!
 
私はぁ、イチロー選手がこのバットを使った、第二回WBCの決勝戦を、生で観てるんですよ! 
そうです、アメリカまでわざわざ観に行ったんです!
それぐらい好きなんですよ!

だから奥様が、このバット燃えても構わないと仰った時、
本当申し訳ないんですが、”コイツ頭おかしいのかな?” と思いました!

本当申し訳ないんですがっ!!

でも、奥様? 
やっぱり、このバット欲しいという方が、
これだけたくさんいらっしゃるんですよ!
どうなんですかねえ、そういう、現実!? 

…え、よろしいんですか? 
オークションしても!?

…奥様、今なんて仰いました? 

一番欲しい方の手に渡るのが?
主人が?
一番喜ぶことかも?
しれない!?
 
そうなんですよ! 
私、それを最初から申し上げておりました!!(頭を下げる)

(参列者に向かって)
皆様! 
それでは、火葬終了後に、オークションの時間を設けさせて頂きますので、
再度こちらの葬儀場にお戻り…

(棺のほうを見る)

…奥様? 
え、どうして棺に入ってるんですか?

…”私が二番目”? 

いやいやいや待ってください!

いくら、奥様が二番目に大切にされていた宝物だからといって、
それは常軌を!
常軌を逸してます!!

”納まります”じゃなくて、奥様!

だったら、バット入れましょう!

…いやいやいや、そんな言うほど欲しくないですよ!?

もし! 
もし、奥様が棺に入れなくてもいいって仰るなら、
ちょーっと欲しいかなって思ったぐらいで。
 
(参列者に向かって)
ねえ皆様!? 
そんな言うほど欲しくないですよねえ!?

……ここはうなづきましょうよ! 
空気読むとこでしょうよ!

(棺のほうを見る)
奥様、添い寝しちゃ駄目ですよ!
”燃えます”じゃないんですって、奥様!!
 
ていうか、ご主人のランキングおかしくないですか?
なんで、奥様がイチローの下なんですか!?

じゃあ、あの、三番目! 
三番目の宝物入れましょう! 持ってます!? 
…カバンの中!?
ちょっと失礼しますね!

(奥様のカバンを探って、何かを取り出す)

……奥様、これですか?

すいません、こちらのグローブって…

そうですよねえ!?

イチロー選手が第二回WBCの決勝戦で使ったサイン入りグローブですよね!?

うーーん、奥様、学習しないなぁーー

(参列者から声が上がる)
35万はいきなり高過ぎ!
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posted by ホシカワ at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ひとりコント【はだかの王様】

stock vol.9 からです。

最初5〜6分ぐらいまでがフリっていう、
普通のライブで一番使いづらいタイプのネタです。

でも、結構好きなネタなので、
読んで頂けると嬉しいです。

そして、ちょっとでも引っかかる箇所があった方は、
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『はだかの王様』

■ 白い服を着て立っている

M「あるところに、1人の王様がいました。
  王様は、とても洋服が大好きでした。
  そんな王様のもとに、ある日、洋服職人を名乗る、詐欺師がやってきました」

詐欺師「王様。 私は、世界一美しい布で、服を作ることが出来ます」

王様 「ほう。それは面白い。見てみたいものだねえ」

詐欺師 「実はもう作って持ってまいりました。こちらです。見事でしょう?」

(詐欺師、手を拡げているが、そこには何もない)

王様 「…ん?どれだ?」

詐欺師 「あれ? 王様、ひょっとして、この布が見えてらっしゃらないんですか?」

王様 「ん?」

詐欺師 「いえ…この布は、愚か者、
      つまり馬鹿には見えないという不思議な布なんです。
      でも、まさか、王様に見えないはず…」

王様 「…ああ、見えるよ」

詐欺師 「お見えになりますか?」

王様 「もちろん。もちろん見えるよ」

詐欺師 「良かった。最初見えてらっしゃらないのかと」

王様 「見えてたよ? 最初から見えてたよ? 
     ちょっと後ろの壁と同化してただけだから」

詐欺師「そうですよね。まさか、王様が愚か者だなんてことは」

王様 「だから見えてる! 
     その布でしょ!? なかなか、無い色だよね? 
     綺麗だ綺麗! 綺麗だよなあ? 大臣」

大臣 「え!?
    ……ええ、とっても、き、綺麗ですね」

王様 「なあ? よし、これ買おう!」

詐欺師 「ありがとうございます」

M 「こうして、ニセの洋服を買わされた王様は、
   影で、はだかの王様と言われるようになりました。
   
   そして、この話は瞬く間に広まり、国中から欺師達が、
   王様を騙しにお城へやってきました」

詐欺師 「王様。こちら、馬鹿には見えませんが、世界一なついてくる大型犬です」

(詐欺師、指をさしているが、そこには何も居ない)

王様  「ほう…なついてきそうな顔をしているねえ」

詐欺師 「良かったら、一度、遊んでやって下さい」

王様 「遊ぶ?…この犬と?」

詐欺師 「ええ。
     あれ? 王様、この犬見えてらっしゃるんですよね?」

王様 「見えてるよ! もちろん見えてるよ!」

詐欺師 「でしたら、是非一度」

王様 「…ああ」

(腰をかがめる)

王様 「よーしよしよしよし! 
    おい、やめろ、やめろ! 舐めるな舐めるな!」

詐欺師 「(カメラを回している) どうです? なついてくるでしょう?」

王様 「んーーなついてくるねえ。 ん? 何でカメラを?」

詐欺師 「あ、ちょっと記録用に。どうぞ気になさらずに」

王様 「ああ、そう。カワイイなあお前は。
    ベロベロベロベロ! おーカワイイ。 カワイイよなあ?大臣」

大臣 「(目をつむって困った顔)
     ええ…とっても、カワイイですね……」

王様 「なあ? よし、この犬買おう」

詐欺師「ありがとうございます!」


(エリアを変える)


(王様が、ジャンプを繰り返している)

詐欺師 「王様、いかがですか? 
      世界一跳躍出来るトランポリンは?」

王様 「跳ぶねえ。 すごい跳ぶねえ。 なあ大臣?」

大臣 「(首を上下に動かしている)
    ええ…すごい跳んでますねえ…」

王様 「なあ? よし、このトランポリン買おう」

詐欺師 「ありがとうございます!」

M 「そして1年が過ぎたある日のこと」

王様 「大臣。ちょっと世界一芳醇なワインを、世界一透明感のあるグラスに入れて、
    持って来てくれ」

大臣 「はい…」

(大臣、ワインをグラスに注ぐフリをする)

大臣 「どうぞ…」

王様 「ああ、ありがとう。 うーーん、芳醇だねえ」

大臣 「あの王様…お話が」

王様 「何だね?」

大臣 「恐らくこの話をしたら、王様は私のことを、
    愚かな人間だとお思いになるでしょう。
    その時は、どうぞ、私の首を切って下さい」

王様 「…何事だ?」

大臣 「1年前、あの洋服職人が持ってきた世界一美しい布から、
    昨日の商人が持ってきた、世界一絡まりづらいイヤホンのコードまで、全て。
    私…1つとして、見えておりませんでした…」

王様 「……それは本当か?」

大臣 「はい…私は愚かで馬鹿な人間です。どうぞ首をお切り下さい!!」

王様 「(泣きそうな顔になる)……………良かった!」

大臣 「はい?」

王様 「……その言葉、待ってた!」

大臣 「え!? もしかして、王様も見えてなかったんですか!?」

王様 「王様も見えてなかった!!」

大臣 「そうだったんですか!?」

王様 「(泣き出す) 見えてる訳ないじゃ〜ん!!
    でも、自分から言い出せないから〜。大臣早く言ってくれないかな〜って。
    ずーっと思ってた!!」

大臣 「申し訳ありません!!」

王様 「ううん、元はといえば、僕のくだらないプライドが原因だから〜」

大臣 「(泣き出す)でもぉ、最初の布の時、王様から僕に、
    ”大臣、この布、綺麗だよなあ?”のフリあったじゃないですかぁ?
    私が、あそこで正直に言ってれば〜」

王様 「確かにあそこ、ターニングポイントだったよね〜!
    とにかく馬鹿だと思われるのがイヤでさ〜」

大臣 「私もです〜。
    ただ最近は、もはや、”馬鹿には見えない”ってフレーズ、
    言わないやつもいましたよね〜?」

王様 「いたね〜」

大臣 「でも、買ってらっしゃいましたよね〜?」

王様 「もう感覚がおかしくなってた〜!
    (自分の右手を指して)…無いのに! なんにも無いのに!」

大臣 「無いですよね〜!」

王様 「無いもの飲んで、”うーん、芳醇だねえ”、とか言ってんの!   
    トランポリンとかキツかったーー!!」

大臣 「あれ、キツかったですねえー! 私、あれで頚椎痛めました〜」

王様 「ごめんね〜」

大臣 「あと、犬も見てられなかったです〜」

王様 「僕も犬はやってられなかった〜」

大臣 「あの動画、ネットに流出してますよ〜」

王様 「すぐに削除して〜!」

大臣 「します〜!」

王様 「ねえ、これからはさ、思ったこと、何でも正直に言い合ってこ〜ね」

大臣 「そうしましょ〜。とりあえず王様?」

王様 「な〜に?」

大臣 「ありもしない世界一の物に、たくさんのお金を使った王様は、
    世界一の、大馬鹿者です」

王様 「……(泣き止んで真顔になる) は!? なに、大馬鹿者って!? 
    馬鹿じゃありませんけどぉ!?」

大臣 「王様、だからそういうとこ〜」

王様 「(また泣き顔になる) あ〜ごめ〜ん! 徐々に直す〜」

(照明が徐々に暗くなっていく)

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posted by ホシカワ at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月14日

ひとりコント【武器になるモノ】

stock vol.8から。

短くしやすいネタなので、これもわりと色んなところでやりました。

少年のイメージは、やっぱり、藤原竜也さんです。

クスっとでもきてくれた方は、
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『武器になるモノ』

■ 廃校の教室の中
■ 中学生らしい少年が立っている


こんなのバカげてるよ!

国が決めた新法案だか何だか知らないけど、
どうして俺達が、友達同士で、
最後の1人になるまで殺し合わなきゃいけないんだよ!?

オレは絶対にゴメンだ、

(教室から出て行こうとするが、銃を向けられて手を挙げる)

……その箱の中に、殺し合いの武器になるモノが書いてある?

チクショウ…分かったよ。
 
(箱からクジを引く)

……おい、ちょっと待てよ。

殺し合いの武器になるモノが書いてあるんじゃないのかよ?

……”英検1級”ってどういうことだよ?

就職の武器になるモノかもしれないけど、殺し合いの武器になるモノじゃないだろ。

…それは何を相談してるんだよ!?

え? もう一回引くのかよ。

(箱からクジを引く)

…だから、ちょっと待てよ。

”ファイナンシャルプランナーの資格”ってなんだよ?

金融業界で戦う武器になるモノだけど、殺し合いの武器になるモノじゃないだろ。


殺し合いの武器になるモノをくれよ!

え!? もう一回引くのかよ。

(箱からクジを引く)

……だから、武器になるけど。

”MAX153kmのストレート”は、
奪三振ショーを演じる武器にはなるけど、殺し合いの武器にはならないから!

…当たりどころによってはって言うなら、
じゃあ、せめてボールって書いてくれよ。 

とにかく殺し合いの武器に、

何回引いていいんだよ!?

(箱からクジを引く)

…うん、武器になる!

確かに、”あどけない顔にダイナマイトボディ”があったら、
グラビア界を席捲する武器にはなるよ?

引くよ!?

(箱からクジを引く)

うん、そうだね。

”持ち前の明るさ” は、人付き合いの武器になるね。

同じ能力なら、明るくて人懐っこい奴のほうが可愛がられるってことあるもんね。

え? …そうだね。
僕、そういうので損するタイプの人間だから、この武器ちょっと欲しいかもしれない
って、うるさいよ!! 

僕の何を知ってるんだよ!

もーー 殺し合いの武器になるモノ!

(箱からクジを引く)

”コンプレックス”ってどういうこと? 

何かの武器になる?

ねえ、これ考えた人、誰? あなたですか!?

予想だけど…ミスチル好きでしょ? 

やっぱり!! 

”コンプレックスが武器になる”とか、ミスチルの歌詞に出てきそうだもんな〜

こういうの深くて面倒くさい!

(箱からクジを引く)

うん、”涙”も武器になるよね。

でもね…女の人だけだよ?

(箱からクジを引く)

あの、俺たちは、まだ中学生だから。

”若さ”っていう武器は、既に持ってる! 

もうちょっと考えて!!

(箱からクジを引く)

はい、出てるよー。

“あるがままの自分”とか、またミスチル好きが出てるよー。

(箱からクジを引く)

え? 

(箱の中を見る)

これ最後の1つじゃん!

全然殺し合いの武器になるモノ入ってないじゃないかよ! 

このプロジェクト大丈夫なの!?

(最後のクジを見る)

”核爆弾”?

…いや、1つだけ極端だわ!

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posted by ホシカワ at 14:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ひとりコント【担任と副担任の七日間】

stock vol.7でやったネタです。

それ以来、一度もやってないし、
30歳以上じゃないとピンとこない部分も多いネタなのですが、
なんとなく、愛着があるので、載せさせて頂きます。

これも、一人二役です。
副担任役のイメージは、谷原章介さんです。

ちょっとでも感じるものがあった方は、
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『担任と副担任の七日間』

■ スーツ姿の男が立っている

M「私の名前は、紺野雄介。職業、英語教師。
  子供の頃、テレビで観た金八先生に憧れ、教師となり、早20年。
  今では、高校1年生の担任も受け持っています。
  もちろんドラマみたいな事は、現実ではそうそう起こりませんが、
  それでも、生徒達と向き合う毎日はとても刺激的で、この仕事を選んで本当に良かった。
  そう、思っています」

※照明が消える

(チャイムの音が鳴る)

※照明が点く

■ 学校の廊下

担任「いやぁ、佐々木先生。迷惑かけたね」

副担任「いえ、とんでもないです。 もう大丈夫なんですか?」

担任「うん。まさかこの歳で盲腸になると思わなかったよ。
   なあなあ……本当にさ、陰毛剃るんだね」

副担任「え、剃ったんですか!? 先生、すごいですね!」

担任「すごいだろ?(笑)なんていうかさ、一皮向けた気分?(笑)   
   あ、それより、どうだった? 一週間とはいえ、担任をやってみた感想は?」

副担任「思った以上に大変でした…。
    いずれ自分が担任を受け持つ時が来るかと思うと、自信無くなっちゃいました」

担任「ははは。教師になってまだ3ヶ月だろ? これからこれから」

副担任「そうですかねえ… 
    でも月曜日に、宅間の給食費が盗まれた時も、どう対処したらいいか分からなくて…。
    ああいう時って、どうすればいいんですかねえ?」

担任「……ちょっと経験ないから、分からないな(笑)」

副担任「あ、先生、経験ないんですか?」

担任「うん… 給食費盗まれるって、あるようで、意外とそんな無いからねえ。
   で、君はどう対処したの?」

副担任「まあ、僕なりに、試行錯誤して…
    何とか上手く収まったんですけど」

担任「ああ、収まったんだ? じゃあ聞かなくて良かったねえ」

副担任「そっか、珍しいことなんだ…。じゃあ、僕、運悪いんですかねえ?
   だって、次の火曜日に、小高の妊娠が発覚したんですけど、これもどう、」

担任「え?え?え?え? 小高って、うちのクラスの小高萌!? 
   妊娠したの!?」

副担任「そうなんです」

担任「月曜日に給食費盗難事件があって、火曜日に妊娠が発覚したんだ!?」

副担任「そうなんです」

担任「なに、そのハイペース!! 
   で、それはどうしたの?」

副担任「まあ、僕なりに試行錯誤して、何とか上手く収まったんですけど」

担任「収めるねえ! ルーキー! 
   ちょっと、ホームルーム終わったら、どんな試行錯誤したのか詳しく教えて!」

(教室に入ろうとするが、ドアの小窓から中を見て、動きが止まる)

担任「佐々木君…佐々木君!!」

副担任「はい?」

担任「あれは…小山内と、野島と、森田か? 
   何で坊主になってるの!?」

副担任「坊主? ……あ、そうだ! 
    紺野先生、ちょっと聞いてくれます!?」

担任「うん、もう聞いてます! 
   あいつら今風のチャラい髪型だったけど? どうした? 何があった!?」

副担任「まあ、喧嘩とか色々ありまして、
    あいつら野球始めたんです」

担任「なに、そのドラマティック!」

副担任「頑張って、花園目指すって」

担任「いや、甲子園でしょ? 花園はラグビーだから」

副担任「あっ 恥ずかしい… 間違えちゃいました(笑)」

(顔を真っ赤にして、ずっと照れている)

担任「……ギャップ!! 
   そーいうギャップが、生徒の心を掴むのかねえ!!
   ちなみに、あいつらが野球始めたのはいつの話だ!?」

副担任「それは、水曜でしたね」

担任「続くねえ!  
   しかも君さ、”あ、そうだ!”って。
   そんなドラマティックな事、一瞬忘れてたよね?」
副担任「すいません。それよりも次の日があまりに衝撃的過ぎて」

担任「止まらないねえ! 
   次の日って木曜か? 木曜も何かあったんだな!?」

副担任「紺野先生……木曜は、ありました」

担任「 ”も”! 
    ”木曜も”って言って! 水曜までのが大した事ないみたいになるから!」

副担任「(真剣な眼差しで見ている)……」

担任「木曜のエピソード強そうだなぁーー
   聞くの怖いなぁーー いやーー でも聞きたい!
   OK、カモン! 木曜カモン!!」

副担任「加山が、腐ったミカンじゃなかったんですけどぉ」

担任「なに、その入り方!? 嫌な予感しかしないわ!」

副担任「まあ、色々あって、放送室に立て篭もったんです」

担任「はい、予感的中! 
   金八先生ドンピシャじゃないか!」

副担任「ああ、ごめんなさい、僕、金八先生観たことなくて…」

担任「いつだってそうだよな!
   なんにも知らない初心者がハイスコアを叩き出すんだよな!!」 

副担任「さて、紺野先生……
    金曜は一体何が起きたでしょーーか?」

担任「なんで急にクイズ形式になるんだよ? 
   何だ!? 生徒が自殺でもしたか!?」

副担任「…残念!! 正解は!
    ”桑島が、金曜の夜遊びに行った友達の別荘で殺人事件を解決した”でした!」

担任「…それは別にいいや。
   それは、ちょっと角度が違い過ぎるからいいや。
   次いこう! 土曜日! 最後だな。土曜日は何があった!?」
   
副担任「それが……土曜日はなんにも無かったんですよ!!」

担任「意外みたいな言い方するな。なんにも無いのが普通なんだよ」

副担任「ただ…」

担任「はいキタ! ただぁ!?」

副担任「月曜の朝からなんですけど」

担任「え、戻るの!?」

副担任「クラスの生徒数名が……近くの廃墟に篭城してるんです」

担任「篭城!? (教室の中を見る)本当だ、よく見たら結構居ないな…」

副担任「今日、説得行くことになってるんですけど、紺野先生お願い出来ませんか?」

担任「(小声で)佐々木先生がやればいいんじゃないですか?」

副担「え?」

担任「……佐々木先生がやればいいんじゃないですか? ねえ?
   いつもの、僕なりの? 試行錯誤で? 上手く収まる訳ですし。ねえ?」

副担任「それが、非常に言い辛いんですけど… 
    伊藤いるじゃないですか?」

担任「うちのクラスの、伊藤アヤ?」

副担任「はい。僕今…
    伊藤と禁断の恋に堕ちかかってまして」

担任「どこまでも行くねえ!! なに、堕ちかかってるって!?」

副担任「まあ、色々とありまして、今日これからアヤと、あ、伊藤と、
    2人で電車に乗って北へ向かうんですよ」

担任「それ、堕ちてるだろ!? 
   電車に乗って北へ向かう男女は、完全に恋に堕ちてるだろ!?
   君、そんなことして大丈夫なのか?」

副担任「(目に涙を浮かべて)愛してしまったんです…」

担任「…キライだわぁ。
   分かったよ、籠城してる生徒の説得は私が行くから、君はもう好きにしなさいよ」

副担任「紺野先生……僕、運悪いですよね?」

担任「はっ倒したいわぁー。
   いいか?君はな、私が20年かけて経験出来なかった事を、このたった一週間で網羅したんだよ!
   むしろ、とんでもなく運が良いんだよ!」

副担任「先生。僕、電車の時間があるんで、そろそろ行きます」

担任「おお、行きなさい!行きなさい!」

副担任「最後に、これだけ言わせてください」

担任「なんだ!?」

副担任「陰毛剃ったの、本当にすごいです」

担任「すごくないですーー!!」

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posted by ホシカワ at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする